暑すぎるとジュースより水やお茶がうれしいのは歳をとった証拠でしょうか?それでも毎日夕方仕事の終わりが見え出すと商売物の和三盆らむねに手がでます。酷暑の一日を無事終えた安堵感の中、単純な甘さは癒されます。炭酸の心地よさは暑い日の締めくくりには最適です。
昨日地元のおまつりに当社の和三盆らむねを販売したいとの声がかかりました。今までもいくつかのイベントでお声をかけていただいておりましたが、出店の要望ばかりで、慢性的人手不足の当社では対応することができませんでしたが、販売していただける分には大歓迎です。
ただ地元の人に200円の高級ラムネが受け入れられるかは心配ですが、お祭りですから、財布の紐が緩んでいることに期待したいですね。せっかく販売していただくのですから、少しでもたくさん売れたほうが良いですからね。
今、地元受けを狙うなら希少糖という香川県から生まれた新しい健康的な砂糖を使用して希少糖ラムネというのもどうかと考えてみましたが、結局この健康狙いというのは化学的根拠が必要で、どの程度含有させて、どのような効果があるのかという壁が高すぎて、私どものような零細企業ではとてもとても手出しができません。
こういう地元物を開発するときには補助金や助成金が準備されていて、中小企業には強い味方なのですが、実際のところ全国レベルでは中小企業とはいえ地元では大手とされる会社にご利益があるのであって、本当の零細企業には、それにかかりきりになればできるのでしょうが、仕事の一部としてこなすには準備段階でへこたれて使いづらいのが正直なところです。まさか補助金もらうために社員を雇うわけにはいきませんからね。
もっとも私の持論では補助金や助成金に頼ると、他力本願になって商品に魂が入らないような気がするのは私だけでしょうか?
当社は特に販売の会社ですから、何を売るか、何が売れるか、から物作りに入りますから、売れない商品は開発しないが基本的な考え方です。それでも予測を間違えることは必ずありますから、引き際も常に考えています。用意周到でこの引く時のことを開発時から考えることが重要と考えています。補助金や助成金に頼るとイケイケで意外にこの部分を忘れがちになりますが、後退することも商売上重要なことはいうまでもありません。後退は作戦であり後退するときが店じまいでは笑えませんからね。
…と、前置きが長くなりましたが、次のご当地飲料考案中です。これから数ヶ月じっくりと市場調査をします。もう構想は90%固まっておりまして、レシピも確認済みです。あとは、販売方法の具体化で生産ロットと販売の根拠の整合性での決断のみです。
今度の商品はオモシロイ!!対象年齢と季節に狙いを絞った、まさに当社の得意とする隙間狙い!!乞うご期待を!!
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