第7期の決算資料がでました

おかげさまで、売上げ前年比で111%と7年連続の二桁増を達成できました。しかも前期から黒字幅も増えた良好な決算の数字となりました。

 

が、在庫金額は前年の2倍に膨らんでおり、この点が今期の対策で、昨日も弁当を食べながらの社内会議で社長自らが提案者、実行者として報告しました。

早い話が自分に言い聞かせただけですが・・・

 

この在庫量の適正化は、まず適正量の見極めや、不良率の実証が必要です。

 

あまりにも短期間にキャラクター商品の売り上げが急増したので、前期とはまったく異なる仕入のスタイルとなり、現実的にはデッドストックは極めて少なく、大量一括仕入し、それを半年から1年かけて販売する商品構成が増えていることが原因です。

 

現時点では、アイフォンケース以外デッド商品は僅かで、アイフォンケースも「タイプ4」から「タイプ5」の切り替えに際してもデッド率は極めて低い実績で切り抜けています。

正直「タイプ5」の在庫量は現在、決して少ない量ではありませんが、業界のデーターなどで予測すると「タイプ6」が9月に発売予定ですが、その後1年以上は相当数の「タイプ5/5S」の継続ユーザーが見込まれておりますので、後は在庫の消化率の問題と考えています。すでに4月より仕入を止めていますので計画的に準備はしたつもりです。

 

いずれにしましても、在庫量は少ないにこしたことがありませんので、さらなる商品力の見極めを向上し、より売れる商品の絞込みと、広範囲に展開する商品については緻密な在庫管理の体制を強化したいと思います。闇雲に在庫を縮小して販売機会を喪失すると、販売会社である当社のスタイルとしては本末転倒になってしまいます。

 

決算数値での悪材料もう一点、原価率が2%上回りました。キャラクター商品やのぼり旗などはマージンがほぼ固定されていますから、原因は高収益品である盆栽の売り上げ比率の低下と分析されます。決して売り上げ金額や数量の顕著な落ち込みは無く、他の商品に比べて伸びていないことが原因です。いわゆる置いていかれた状態です。逆の視点からすると盆栽を増やす事で収益率は敏感に反応しますので、どうしても第8期での課題材料にピックアップせざるを得ません。ひとふんばりしてみましょう。

 

今期は役員報酬も増やし「やる気」は、相当上昇中です。やっぱり馬はニンジン見せると走りが変わりますからね。しかも今期は、前期の販売スタイルを維持して、長所を伸ばし、短所を改善する作業で良いわけですから走りやすい環境は整いました。あとは油断しないよう足元に注意するだけです。

 

とにもかくにも好決算で終え、喜びと安堵に包まれいます。