
期末ですね。メーカーさんからの売上協力の要請が次々に飛び込んできますが、すべて対応していたら4月末の支払いができなくなりますので必然的に選別するわけです。
この選別がやっぱり日ごろのお付き合いの度合いとか、今後のお付き合いの予定とか、色々と考えに考えるのですが、結局売れ筋の良い商品へと流れてしまうものです。
私も25年間サラリーマンで営業一筋でやってきましたので、その気持ちよく解るのですが、結局値段や条件を下げて、無理やり押し込むだけで、12ヶ月に延ばして割ると損をするだけなのです。それでも成績で賞与や昇給が変るとなると、やっぱり努力してみるんですよね。
それとライバル社に同調対抗してというのも少なくありません。
優秀な営業マンは年末あたりから徐々に押し込んで、損を減らします。
本当に優秀な営業マンは、そんなことしなくても計画を達成させてしまいます。
悪い営業マンは4月に配属が変るのが解っていてもやってしまいます。
もっと悪い営業マンはそんなことは一切おかまいなし、平気で計画を未達にしてしまいます。
私はその呪縛から離れてもうすぐ8年が経とうとしていますが、昇給や昇格といったプレッシャーから解き放たれ、次は何を売ろうか、どうやって売ろうか、と純粋に商売を楽しんでいます。
今、一番気になっているのは、品種名のはっきりして少しだけ希少な植物です。
名前は知っているが、量販店ではあまり見ない、専門店をまわって4軒目あたりでやっと見つかるような商品です。
こういうのがネットでそこそこの量が売れます。
希少すぎると意外に売上は伴わず、販売側の知識もついていけないので、お客様の信頼を得ることもできません。
お客様に喜んで買っていただくことが、やっぱり理想的ですものね。
特に開花前に売ると、お客様は購入できた瞬間の喜びに、おいかけるように開花した時のさらなる喜びで購入先のお店を感動の記憶として残しまたご用命いただけることが少なくありません。
常に、そういうカタチの「見えぬ提案」ができるショップを目指したいと思います。