盆栽販売はスーパーで野菜を売る感覚

当社では盆栽や植木は主にヤフオクを販売の主体チャンネルにしています。

楽天市場やアマゾン、Yahoo!ショッピングでも販売していますが、ヤフオクでの販売比率が9割以上です。

 

あまり多く語るとライバルに手の内を明かしてしまうことになるので、抑えて抑えて語ります。

 

ヤフオクの中古品市場は壮大で、まさに日本最大と云っても過言ではないでしょう。

 

この「中古」というのがポイントです。盆栽は工業製品ではありませんので、栽培過程のどの段階が新品か中古か境がありません。盆栽はいうなれば中古的存在で、愛好家が手放すものも少なくありません。飽きたので手放して、次を買うというサイクルもあります。個人の方が副業で盆栽を仕立てて販売している例もあります。

 

色々な理由や目的が重なり合って盆栽や山野草などの園芸商品はヤフオクの市場は相当大きく成長しております。そこを商売人達が見逃すはずがありません。実際に、多くの商売人が参入し、個人、業者が入り交じっての大きな市場が形成されています。

 

また、販売方法が、オークション形式、定額販売、販売期間設定など多種多様で、色々な販売方法が設定できます。

 

当社もその商品により販売方法や期間を設定し、いわゆる販売促進効果を見出しています。

現実的に同じ商品100鉢をよーいどんで販売すると楽天市場では1か月以上かかりますが、ヤフオクは1週間もかかりません。もちろん物によるのですが、当社ではヤフオクで「売れる商品」を仕入れて販売しています。

 

とにかく在庫負担にならない早い回転が可能です。もちろんそのためには価格や商品の組み合わせなどノウハウが必要です。私は感覚的には通常のネットショップは百貨店として洋服を売る感じ、ヤフオクはスーパーで野菜を売る感じで商売しています。だから、楽天市場では時々売れれば良く、ヤフオクでは毎日毎日、数を売るものと決めています。

 

盆栽にしろ苗木類にしろ、とんかく期間経過による変化が著しく、仕入れてから短期間に販売するにこしたことはありません。持っている期間は水やりに、消毒に、防虫にと大変手間がかかります。その手間は経費に代わりますから、経費を圧縮するには短期販売が最重要課題となります。

 

正直、当社はヤフオクでは驚くほど安く販売しています。それは、仕入れてから短期間で大量に販売できることで実現できている、いわば裏技です。逆に動きが遅い他のショッピングサイトでの販売分は経費を考えると安売りできないのが実情です。