羽田空港で滑走路閉鎖

昨日、羽田空港では離陸体制に入った大韓航空機がエンジンから出火、あわや大参事という手前で大事に至らなかったものの避難の際に怪我人もでたし、なにより空港閉鎖で65000人に影響があったというから大騒動でした。

 

私の知り合いもお昼にチャックインし、昼食を済ませ、さあ搭乗検査へというタイミングでの空港閉鎖となり、結局その日の移動はあきらめました。急ぎ旅ではなかったので、まだ良いのですが、飛行機を利用する目的から多くの人が予定が大幅に変わったことでしょう。

 

私も、サラーリーマン時代は、ほぼ出張の毎日で、会社に出るのは週に1日か2日という移動するのが仕事の日々を送っていましたので、色々と経験しました。

空港閉鎖で印象的なのは、事故はついさっきのことで、上空で着陸予定機が何機も待たされ、旋回している中の1機に乗り合わせたことがあります。

 

私は体形から、いつも非常扉の横の足元の広い席で、キャビンアテンダントと向かい合わせに座る席が定番でした。

 

当然、到着時刻が遅れるので、機長からアナウンスがあり、上空で待機しているのは判っていたのですが、

窓の外を見ると、下にも上にも、前にも、後ろにも、距離こそ離れているもの高度を変えて幾つもの旅客機が回っているのです。円広志さんの歌のように「飛んで飛んで回って回る~」ですね。

 

それを見てると、私がその状況に驚いているのに気が付いたのでしょう。向かいのCAさんが顔を寄せてきて、「凄いでしょ」と小声で、そして続けて小声で「ご心配になられるお客様もいらっしゃるので・・・」と頷くしぐさ、・・・騒がないでねの意味と解釈しました。

 

たしかに異様な光景で心配する人はいるだろうと思いました。見ようによっては航空ショーだが、こんな映画あったような気がする。待ってるうちに燃料が切れて不時着するパターンですね。

もちろん現実的には、限界を超えると他の空港へ振り分けて降ろすのだろうけど、結局15分か20分くらいでしょうか、もしかすると30分くらいだったのかもしれないが、何の順番か知らないけど、「順番に着陸できる準備ができました」という機長からのアナウンスがありました。

 

映画のように、次から次へ降りるものだと思ったら、実際にはそうではなく、着陸時は前の飛行機も、後ろの飛行機も見えませんでした。チャンチャン!!