カツオのたたきの厚さも流行?

二十数年ぶりに訪れた足摺岬です。

 

毎日、瀬戸内海を見慣れている私には、やっぱり新鮮な太平洋の景色です。

でも、泳ぐならやっぱり瀬戸内海ですね。

 

先々月に続いてのお遍路さんでの高知行脚ですが、いつ食べてもカツオのたたきは、現地で食べると格別においしいですね。

最近、その種の専門店で頂くと、とても厚く切られており、そのほうが豪快で美味しいということで厚切りにされているのかと思っていましたが、足摺近くのお店や旅館では、昔ながらの薄めの造りでしたが、私にはこちらの方が合うようです。

 

周囲の焼けて固まった香ばしい身と、新鮮さが強く残った赤身とのバランスが適度に口の中で融合し、

食感と味が脳に最短距離で「旨い‼」と訴えてきます。また、薄いがゆえに上手に調合されたポン酢たれの味が、名わき役の如く主役をひきたたせます。また、薬味はさらにアクセントを強調させて主役が舞台上で乗りに乗って名演技してる様が伺えます。

 

どうして最近、カツオのたたきは厚身になってしまったのでしょうか?

もしかすると勢いのある専門店が作った流行か?

ならば、してやられた感がありますね。勢いにはかなわないですね。