盆栽のネット販売・・・また変化?

Amazonパントリー・・・非常によくできた仕組みです。表向きは、低価格の商品をひとつから購入できるサービスですが、いわゆる積み合わせ販売で、決められた箱のサイズ満杯まで配送手数料290円が変らない。その配送手数料も、割安商品の組み合わせで290円どころか、はるかな値引き幅でお得感は大きい。

 

実際に購入してみましたが、「箱満杯まで残り〇〇%」と表示され、購買心理として割安品を見つけては箱満杯まで買い物してしまいました。

 

96%と表示されたとき、すごく得した気分になりましたが、食品・日用品で22品5500円は結構なお買い物です。それでも満足度は高く、また使いたい仕組みでした。

 

通販業者ならではの合理的かつ経済的で、かつ販売促進の効果が十二分に期待できる企画ですね。

さすが、業界最大手、通販の良いところを伸ばし、苦手なところをカバーする絶妙な手法です。

しかも段ボールサイズが小さくもなく大きくもない、丁度良い物流サイズの設定も憎いですね。

 

この手法、使わない手はないですね・・・ということで盆栽販売に採用することにしました。

個々の商品のサイズを設定し、一定サイズごとの積み合わせまで同じ送料、さらにサイズ超過2段階に設定し、3段階の詰め込み可能方式にしてみました。

 

実は、以前にも同様の手法は使っていたのですが、すべての商品に採用し混乱してしまい社内の作業ミスを誘発、販促効果も期待したものではありませんで、いつの間にか止めてしまっていました。

 

今度は良い見本がありましたので、割安で小物の商品構成で「積み合わせ」のお得感が押し出せる商品を集めることにしました。ネット販売の利点で簡単にお店を増やすことができるので別店舗にしました。

 

とにかく、「安い盆栽」と「珍しい盆栽」で送料はきちんと頂戴して販売する今までの店舗と、小物割安品を結果経済的な送料でまとめ買いして頂く新店舗の2店主力構成にします。ともにヤフオクでのショップです。

 

楽天市場とAmazonでの盆栽販売は、当社の商品構成では方針が定まらず、依然不安定な販売体制が続いており、いまだ課題継続中です。この「小物割安品」の構成も多品種対応がポイントと考えると出品作業・在庫管理ではやはりヤフオクでの展開が合理的と判断しています。

 

起業10年経過しても販売手法が二転三転することは、いかに盆栽という商品のネット販売が難しいかを実感しています。経験を積むごとに一進一退しているようです。今は、その難しさを楽しむことにしましょう。