今年に入り、なぜか事務所の盆栽在庫をめがけて来訪者が急増しております。
創業12年ですが、最初の1年だけ直販もしていましたが、かれこれ10年以上、棚場へは部外者入場禁止で、ごくごく一部の卸と顔見知りへの販売で、売り上げの99.9%はネット販売に徹しています。
どうして?なのか原因が解らず、ここ1~2週間戸惑っています。当社の事務所は主要県道に面しており、外観から園芸店のようにも見えないことはありませんが、それでも看板をいっさい出していませんので、今までは、1年に2~3人くらいの方が、間違って訪れることはありました。
でも、先週などは1日に3人も、今年に入り稼働日は十数日ですが、すでに十数名の来訪者があります。ここまで来ると、さすがにお断りするにも説明に手を取られては作業に支障がきたしますので、ここでは販売していない旨の看板を設置することにしました。
来客があるなら売ってしまえば良いとお思いでしょうが、これがネット販売の事情がありまして、まず、商品の殆どは、すでにネット上に陳列されており、個体番号で管理されています。そして、入金待ち、発送待ち商品が棚に混在しており、これを来客者が来て購入しようとすると、都度ネット上の商品の取引状態の確認が必要ですし、ネット上の店舗の数と、注文済みの商品の数が多く、棚場で自由に商品を選ばれると、照合作業だけでも大変です。
スタッフは全員、割り当てられた作業で、各自ペースを保って仕事をしていますので、来客でイレギュラーな対応が発生すると時間のロスにもなりますし、通常業務が混乱しトラブルにつながりかねません。一番困るのは、管理番号で居場所を分類しているのに、勝手に商品を移動されると、2000点以上の在庫から迷子を捜す作業はこの上ない時間のロスとなってしまいます。
1点物の盆栽のネット販売は、商品管理が命です。実店舗との併用ができない事情があります。