恐ろしいくらい山奥の寺

四国霊場別格第13番 仙龍寺

 

山道に入ると、対向する車はほとんどないが、あれば間違いなくどちらかが後退せざるを得ない。とても国道とは思えない319号線、うちの団地の道の方が幅が広い。ほぼ道の中央を走っているのに、木々の枝先が車に触れていく、挙句の果ては、到着した駐車場らしきスペースの先に見える山モミジの木の上から野生の猿に睨みをきかされ、いそいそと逃げるように参道へ、もちろん急な登り、境内に着くとお坊さんには似合いそうにないが、山道を毎日走るなら、むしろ安全な色かもしれない赤い4WD。

 

ここまで車で上がれると知っていても、決してセレナでは登ろうと思わない坂道、この4WDでも相当、毎日興奮しながら登ってきているに違いない、苔むした急こう配の細い坂道を抜けると、驚くほど大きく、つくりも立派なお寺に驚かされます。立派過ぎる。山奥にあるからだろうか、なお立派に見えます。

 

しかも、ご本尊が弘法大師は、四国霊場88ケ寺にも無かった異色のお寺です。

 

もともと、麓の88ケ寺の三角寺さんの大師堂であったのが、その距離が離れすぎており、江戸時代に分離独立されたとのことで、その大師堂であった歴史から、ご本尊が弘法大師ということでした。

 

この後、山を埋め尽くす2万7千本のあじさいが見頃の、新宮あじさいの里に立ち寄り、あじさいと同じように観光客が山を埋め尽くしていたので、早々にあじさいロードを抜け、短時間ではありますが、あじさいと人混みを堪能しました。

 

ネットが普及した現在、穴場はなくなりましたね‼と言いつつ、ネットの情報でやって来たのですが・・・やっぱり見頃の名所へは平日に行くのが正解のようです。来年還暦を迎えたら、働き方改革で25%仕事量を減らすつもりです?いや減らすだろう?いや減らしたい・・・とにかく平日にでかけ、休日は本当に休むを目指したいです。