昔の夏のお仕事編:その2 盆栽サイダー

和三盆ラムネより以前に開発販売されていた「盆栽サイダー」しかも、これは二代目の「NEXT」だ、もっとも今は製造販売は「EXIT」してしまって、幻のご当地サイダーになってしまいましたが、当時も結構「幻」的存在でした。(笑)

 

初代盆栽サイダーは、松葉の粉末が入っていましたが、それが異物に見られるので、それを改良してまで出したのが、この「NEXT」だ。

 

なんのことはない、こういうのは1ロット単位で作るので、ラベルにさえお金かけなければ、たいした投資は必要なく1ロット総額を本数で割った1本当たりの原価なので商売はしやすいのです。だいたい、大手のラベルメーカーには自前のデザイナーがいるので、ラベルさえ注文すればデザイン代は取られません。

 

この「盆栽サイダー」は、当時、大宮市の「ボンサイダー」の二番煎じみたいに捉えられていたのですが、実際には発売日は当社のほうが早く、大宮市が応援してくれたか、高松市が応援してくれなかったの差でマイナーな立ち位置の商品でしたが、内容は結構充実しており、松葉エキスが入り、しかもパイン味(松は英語でパインツリーからのもじり)と、さらに瓶は松葉色と凝りに凝っていたのです。

 

でも、後から知ったのですが、もう何年も昔に、大阪池田市に「元祖 盆栽サイダー」があったらしいのです。そういえば、池田市も昔は盆栽が盛んな所だったですね。すると当社の「盆栽サイダー」は正真正銘の二番煎じだったか、池田市も大宮市も「町おこし」の一環だったようですが、当社の盆栽サイダーは、ネット直販していたものの、一番の目的は、盆栽を買ってくれたお客様への粗品でした。

 

しかしながら、色々な粗品を採用していた中では、あまり評判が良くなかったこととに加え、和三盆ラムネ同様、重量地獄に耐えられなかったのが中断した理由です。