新型コロナウィルスにより仕入れ先が一時停止状態に

世間では新型コロナウィルスで消費が落ち込んでいる中、ネット販売である当社は売り上げ的には、まったく問題ないどころか、むしろ好調維持していますが、肝心の仕入れが難しくなりました。

 

3月、県内農協で実施されていた盆栽交換会が2回中止に、4月に入り徳島県と岡山県の盆栽交換会が、それぞれ中止となり、1回目はなんとか開催した地元鬼無盆栽センターの盆栽市も4月の2回目は、緊急事態宣言の全国化に加え地元保育所でのクラスター感染が発生し中止となりました。

 

メインシーズンの春に、すでに5回の仕入れの機会が中止になったことは、非常に痛手です。それでも、長年のお付き合いで声をかけてくれる生産者や業者さんに助けられて、なんとか定期仕入れ以外の買い付けが実現出来ています。ありがたい状況です。

 

でもって、毎週開催される花市場の鉢物の競りは、今のところ年間スケジュール通り、週一ペースで開催されており、今、一番心強い仕入れ先になっています。

 

本来は鉢物の中で「和物」「低木」のカテゴリーに絞って仕入れているのですが、さすがに幅を広げないと、仕入れ量が落ち、売り上げにも比例してきますので「花物(苗)」を積極的に仕入れるようにしています。

 

盆栽屋が販売する花苗ですから「和物」すなわち山野草を仕入れるのですが、この山野草の世界も西洋物が多くなり、たとえば「十二単」は「アジュガ」で、「耐寒性松葉菊」は「デロスペルマ」と、知っておかないと見過ごしてしまうことは日常茶飯事です。

 

生産者も販売業者も都合の良い方の名前を採用するので知識と経験が必要です(エッ!ヘン‼)。知らないと仕入れができないし、そうなれば売れないということなので日ごろの勉強は大事ということです。

 

なにわともあれ、今は、花市場様さまです。これで市場が締まると、生産者周りしかなくなりますが、できれば公平に市場(競り)で買いたいのが私の方針にて、一日も早くコロナ感染の終息を望むのみです。