「浄水ケーキ」を仕入れました

「浄水ケーキ」なるものをご存知でしょうか?

 

あまり、おいしそうなケーキでは無いような気がしますね。

 

「浄水ケーキ」とは、工業用水の浄水過程で生まれる土のことです。天然の養分を含み、また保水性と通気性にすぐれているため鉢物用土に適しています。

 

盆栽用には見かけの色や粒の大きさで適しているとは言いにくいですね。それでも、素材などには混ぜて使うと良いかもしれません。当社は、おもに果樹苗木や一般的な観賞樹の苗木に、赤玉土や川砂、鹿沼土、ピートモスなど、それぞれの樹種に適した配合に混ぜて使用します。

 

以前は、花の土を使用していたのですが、配合された腐葉土に大き目の木くずの混入が目立ち、品質的に不安がありましたので、この「浄水ケーキ」を採用することになり、非常に満足な結果を得ています。

 

何が良いかというと、粒状性が良く、他の用土との混ざりがスムーズで、育苗ポットへの用土の入り方もきれいに流れ込むので、全体的な作業効率があがりました。

 

難を言うと、この土のう袋での持ち帰り方です。これ自分たちでスコップで土のう袋に詰めなくてはならず、用土の単価は非常に安いのですが、労力を単価に換算すると、とても高価になってしまいます。それほど疲れたというのが最初の仕入れの感想です。

 

でも、そのことを紹介していただいた先輩に話していたら、ななっ、なんと、袋入りも販売しているとのこと、当然、ばら売りと比べると高価なのですが労力から比較しても、とても安いので次回は袋入りで仕入れることにしました。

いつも「安いのを・・・」との私の口癖が先輩の潜在意識に擦り込まれていたようで、最安値仕入方法でご紹介いただいていたようです。確かに、いつも「安いので良いです」いえ「安いのを・・・」と言っている気がする(笑)。