「苗木屋」本格稼働へ

先月は、愛知県の豊明市場からの大量入荷の日と重なり、数年ぶりに欠席した岡山県の盆栽交換でしたが、今月は「大市」ということもあり、Amazon向け苗木の新商品撮影作業を休止して参加してきました。

 

岡山の盆栽組合が主催する交換会で、品質も多彩で、出品数も多く、私が通う交換会では、期待十二分な仕入れ先ですが、なんとなく仕入れに力が入りませんでした。

 

原因は、苗木の販売の急増で、色々な作業がタイトになってきたためで、ここに、盆栽の販売に注力するパワーは残っておらず、正直厳しい状況です。

大市ということで意気込んで参加したのに、資金もたっぷりと準備して行ったのに、結局、競りに参加すると「苗木を仕入れる方がメリットが高いよ‼」と脳裏に居るもう一人の私が囁き、あと一声あれば競り勝つのが解っているのに声がでませんでした。

 

帰路、瀬戸大橋を渡りながらしみじみと「苗木屋」にシフトチェンジしたんだと深く自覚しました。

 

以前は、盆栽の補填が苗木でしたが、今はその逆転で、しかも現実的な売り上げ比率でみると、逆転どころではないのが実情であります。

 

なんとなく、進んできた道と違うけど、これから歩む道のほうが期待がありそうです。

 

でも盆栽が好きですから、仕事は「苗木屋」、こころは「盆栽」で歩んでいこうと思います。