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amazonとヤフオクの二刀流

最近、当社の販売形態は、仕入れた品で規格の揃った良品をamazonで販売し、規格から外れたB品、および良品でも期待した程売れなかった商品はヤフオクへがパターン化してきました。

 

残念ながら、当社の規模では、楽天市場やYahoo!ショッピングへの水平展開による売り上げ増は、現状手が回りませんし、取り扱いの商品の性格から今以上の数の仕入れが難しいのも実情です。

 

なにわともあれ、現在、amazonとヤフオクの販売チャンネルで売り分けできることは、品質向上とロス低減の一石二鳥で効率的です。サイトの管理も非常に楽で、事務的作業の効率も当社の規模やスキルに合っています。

 

特にamazonの受注作業は効率的で、出品や在庫の管理も楽です。

楽天やYahoo!ショッピングは、テナント形式でお店の管理に手間取りますが、amazonは、棚を借りている感覚で、棚に商品を並べるだけですから単純です。

この「単純」が、当社のような少人数零細企業には非常に助かります。

 

ヤフオクもこの棚を借りている感覚で、しかも、この棚を見に来てくれるお客様は、ハイレベルのいわゆるマニアックなお客様が多く、珍しい品種や格安品には即座に反応して頂けます。

スピーディーにお買い上げ頂けるので、当社の扱う商品の規格外品の処分には最適の販売チャンネルです。

 

植物というのは工業製品のような揃い方は不可能で、ばらつきが出ます。生産者さんも可能な限りばらつきを抑えて市場に持ち込みますが、どうしても差が出ます。入庫してからも短期的な成長期間でもばらつきは出てしまいます。

 

病気や害虫、水切れ、花終り、結実失敗など、在庫期間中の劣化も日常茶飯事です。

 

当社は、回転優先の薄利多売を基本的な販売方針にしていますが植物に限らず生ものは、いかにロスを減らすかが重要なのはいうまでもありません。

 

その「植物」の販売ロスを消化するのにヤフオクという販売チャンネルは非常に有効です。

 

おそらく、実店舗の園芸店の片隅で「処分特価」のPOPを目立たせても期待薄な品達が、ヤフオクでは比較的、短期間に処分できます。時には良品時の価格を上回る相場が付くことがあります。

 

それには理由があり、当社が扱う品がもともとニッチな商品であるからです。

バラでも、ツバキでも、アジサイでもポピュラーな植物ですが、希少な品種は必ずあります。

 

あまり希少すぎると、商売的には難しく、適度に緩い希少性が、仕入れ値や仕入れ数に絡んできますので、この「適度に緩い希少性」の選定こそが当社のノウハウです。