仕入れは手あたり次第だけど・・・

基本、競りで仕入れる場合、とにかく手当たり次第に安価なものは全てと言っていいほど競り落としていきます。

ライバルが出現し競りあがると積極的に競り負けます。この繰り返しで、とにかく安く競り落とせた商品が当社の高収益商品と化します。だから、年間に50回以上の競りに参加するのです。

 

安ければ何でもよいわけでは無いのですが、また、安さ優先だと品質が付いてこないと思われがちですが手あたり次第に仕入れていると結構お宝に当たることが少なくありません。

 

特に管理が悪く競りに登場した時の見かけが悪い商品も掃除してみると一級品になることが多く、このピラカンサも地表部はゼニ苔が1㎝以上盛り上がって覆われて無駄な小枝が徒長していましたが、ワイヤーブラシで用土表面を削り取るだけで幹の様子がはっきりし、抜群の樹形が見えてきます。徒長枝を摘みこむと締まったコンパクトな小品素材の完成です。所要3分間。

 

綺麗な鉢に植え替えて1年も持ち込むと立派な小品盆栽になること間違いありません。

 

しかし、当社では1年持ち込むという概念は無く(笑)安くても良いので「素材」のまま販売します。ち密な計算をしたことはありませんが、このまま良品素材として販売する方が、1年持ち込んで管理費用をかけて付加価値を乗せた売価での販売より収益が高いと信じています。

 

良い素材は足早で売れるので、回転率も高く在庫効率も抜群です。

 

素材の良いところは、数点まとめて購入されるお客様が多く、リピーターの方が多いのも特長です。素材を販売するネット販売業者が少ないのも当方の強みです。