モミジの取り木をしました。

昨日は、国風香川玉藻小品盆栽会の定例会でした。

 

もみじの良い素材が手に入りましたので、取り木にチャレンジしました。

 

日頃、商売では取り木という時間と手間をかけ商品化までに期間を要する仕事はまずしません。余程気が向いたときに素材取り用に「分単位」の作業ならすることはあっても、じっくり時間をかけて丁寧にすることはありません。

 

私の場合、こういう作業は趣味でするから楽しくチャレンジできるのだと思います。

 

良い物を作って適正な対価を求めて販売する「生産者」と、仕入れ値にマージンを乗せて商売する「販売者」の考え方には違いがあって当然です。時々、生産者の方と商品に対しての考え方で食い違いが生じることがありますが、立場が違うので当然のことです。

 

でも、こうして遊び(趣味)とは言え、時間と手間を要する作業をしますと生産者さんの苦労は身に染みて感じます。

 

そういう点では、趣味で盆栽をじっくり触ることは仕事にもプラスになります。でもあまり深く考えすぎると息抜きにはなりませんので、今後も楽しくチャレンジしたいと思います。