令和4年9月の表紙の画像はイロハモミジです。

山モミジとの区別は微妙です。

山モミジより葉が小さなことが特徴の一つですが、

この個体の葉は小さな方ではありません。

 

私の経験上では「葉柄の上面の溝の有無」で判断しています。

 

でも結局のところ、どちらも「モミジ」だけで販売しています。

 

他の品種モミジは、たとえば「出猩々モミジ」「獅子頭モミジ」

「長良川モミジ」「琴姫モミジ」など正確に記載します。

 

それらは、その品種を求められているからあたりまえですが、

「山モミジ」と「イロハモミジ」を区別して求められるお客様が少ないのが実際です。

 

葉が小さいので、紅葉が綺麗なのでと「イロハモミジ」を求められる

方も中にはいらっしゃいますが、個体差で「山モミジ」の方が優れている場合、

「イロハモミジ」の方が劣る場合も少なくありません。

 

個体の性質、栽培管理での差でこの両者の勝敗は決まります。

 

購入するときの決め手は、個体=個性なのです。

 

 

2022.09.01.