玉藻公園ボランティアガイド「一期一会」の記録

今日ご案内した女性二人組は香川大学医学部を卒業されれ、今は、それぞれ広島県と愛知県にお住いのドクターでした。

 

偶然にも私の香川医大付属病院の主治医と同級生とのことですから、お若く見ましたが私はすぐに年齢が分かりました(笑)。

 

大学時代は勉強がとても忙しくて玉藻公園など来る機会がなかったそうで、今回高松で行われた同窓会に来られて、駅前のホテルに宿泊されていたのでチェックアウトまでの時間を使われての初来園とのことでした。

 

玉藻公園の披雲閣は通常期は一般公開していないので、たまたま入り口で出会って、内部のご案内をしましたところ、大変喜んでいただき、とても幸運でしたと感謝されましたが、コロナ禍中は医療従事者の皆さんは大変ご苦労されたし、ご尽力いただき、こちらこそ感謝しかありません。おそらく何年か延期しての同窓会だったのかもしれませんね。

 

この披雲閣は、通常ボランティアガイド同行時のみ内部を見学できるので、私は前を通りかかる時は、なるべく「内部ご覧になられますか?」とお声がけします。

お概ね、説明だけの一方通行が多いのですが、このお客様のように高松に思い出がある方は、個人的な話題を返して頂くことがあります。そうなると双方気分は盛り上がり?今日の私の予定のガイド時間は過ぎていましたが気持ちよく延長させていただき、三の丸庭園から月見櫓、そして天守とほぼフルコースでのご案内をさせていただきました。

 

香川県での在学中には学校周辺以外の思い出の場所はあまり記憶が無いとのこと、医学生の青春時代は学び吸収することが多すぎて、息抜きすらままならなかったのだろうなあ、今日こうして高松に縁のあった方に高松の歴史に触れる玉藻公園をご案内できたことにまた感謝です。今日も「一期一会」で良き日かな。