当社の敷地の裏手は川を挟んで畑が広がっています。
17年前に当地へやって来たときはこの畑は一面「桃畑」で、4月の初旬にはまさに満開の桃の花で桃源郷状態でしたが、毎年のように大樹は害虫被害でしょうか?減り続けて、いまは、数本の桃が取り残されたかのような状態です。
私が思うに、桃の収穫期とカミキリムシの飛来の時期が重なるので、十分に成虫を予防できずに木の中に産み付けられたテッポウムシの進行が阻止できなかったのが原因では無いかと予想されます。
私がボランティアガイドをしている玉藻公園は、約1000本の松が数十年の間、松くい虫の被害が無いそうです。それはカミキリムシが飛来する6月中に2回の予防だけで対処できているからだそうです。
木に卵を産み付けられる前に薬剤で成虫を退治する「だけ」との説明を聞きましたが、この「だけ」が深~く感じました。
当社も園芸業で、年間に数万本の苗木を取り扱っていますが、やみくもに予防している「だけ」です。当社の「だけ」は本当に雑で軽い「だけ」です。