令和6年5月の表紙の画像はカーネーションです。
昔は母の日と言えばカーネーションの鉢植えを贈るのが当たり前でした。
でも、あの鉢植えを翌年もきれいに咲かせるお母さんは稀で、
それで子供たちは毎年贈るという毎年の定例行事になっていました。
バレンタインのチョコレートも最近、
カヌレやマカロンなど多様化してきていますね。
母の日もカーネーションを贈る人は減ってきてるのではないでしょうか、
量販店の店頭をみてもネット通販の特集をみても鉢植えのみというのは少なく、
消え物(食品など)に、カーネーションを一輪添えてみたいなのが多いですね。
多分、もらう側からすると、その方がうれしいかもしれませんね。
もしかすると、鉢植えをもらって「枯らしてはいけない」という
プレッシャーで家事がひと手間増えていたお母さんは少なくないのでは?
それでいて、実際に枯らしてしまって罪悪感にさいなめられたお母さんもいたかもね。
それに比べると、やっぱりお母さんが好きな甘い物など贈る方が、
間違いないと大人になるほど解ってきます。
ならば、いっそのこと高島屋オンラインで、
あんみつでも贈るか、包装紙が薔薇模様だから、
母の日に贈るとカーネーションと思い込むに違いない。
園芸屋としては、寂しい現状ですが、これも商売的には予測の範囲として、
「ならば、どうするか」を考えるべきですが、
当社はもとより、この受発注が、特に発送が集中する行事物は、
触らぬ神に祟りなしと、手を触れないようにしています。
2024.05.01.