高松城艮櫓は今は巽櫓?

高松城の艮櫓はお城の鬼門である艮の方向を守る櫓ですが、現在ではお城の南東に位置しています。これでは巽櫓になってしまいますね。

 

昭和42年に移転して現在に場所に鎮座しています。どうしてか?香川県民ホールが建設されたからです。「香川県民は史跡よりコンサートを聴きたかったのです」このトーク、私の高松城ガイドとしての鉄板トークです。

 

で、ちゃんとフォローします。「でも高松市は移転してでも残したかったし、香川県も気が引けたのでしょうね、石垣はそのまま残してその上に県民ホールを建てました」と。

 

きょうは玉藻公園の開園記念日で1年に1度の艮櫓の内部の公開日です。

 

なるほど、月見櫓とほぼ同じ急な階段ですから普段観光客の方は景色の良い月見櫓だけ解放されていれば十分かな?と思いました。この艮櫓は石落としが大きく全体のフォルムが面白いので内部よりも外観をしっかり見て頂くほうが良いかもしれませんね。