小品盆栽愛好家の棚場

国風香川玉藻小品盆栽会のベテランさんの棚場にお伺いしました。

 

優に1万点はあると思われる圧倒されるほどの棚場です。おそらく品種も小分類まですると百種類以上あります。

 

しかもこの状態半世紀の積み重ねで、当然新陳代謝させているでしょうから累計にすると数万点がこの棚場を踏んだことでしょう。もちろんその中にはこの棚場で枯れ果て朽ち果てた個体も無数にあるに違いありません。それらの失敗も経験として積み上げられているはずですからこの棚場の歴史は個体数以上に財産価値が積み重なっているはず。

 

実生・挿し木・取り木・接木・根伏せとあらゆる増殖方法が様々な樹種で実行され、予防や施肥などの繰り返しは何万回かご本人も確認できないでしょう。

 

業者の棚は回転しますので経験数こそ蓄積しますが、失敗や淘汰を見る機会はすくないので結果を見たり対策を施す経験はこのようなベテランの愛好家の方が数段上ではないかと想像します。この人がしていない工夫は「売る工夫」くらいで、それ以外の工夫はあらゆることにチャレンジされていることでしょう。私は「売る工夫」しかしたことがありませんが

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当地は松盆栽産地にて大きな松に特化した業者が多く、小品盆栽におけるエキスパートはやはりベテランの愛好家で、私はこの人を通じ小品盆栽に限らず盆栽全般の知識を吸収させていただき積み重ねている最中です。