高松盆栽の郷で小品盆栽の展示会が開催されました。しかも県内の名だたる小品盆栽愛好家の作品を集めた展示会は私がしっているこの20年の間では初めてのことです。
高松盆栽の郷は行政が平成の時代に企画した構想段階では「愛好家の育成」は盛り込まれていましたが、それは高松盆栽の主力である生産者に関係した愛好家が対象でしたから、基本畑で育てた大きな盆栽の愛好家が対象で動いてきました。当然のことです。しかたありません。
しかし高松の盆栽は、文化で語るならば松平家12代当主松平賴壽伯が宗家とされる「小品盆栽」は避けては通れないはずが、なぜか高松盆栽の郷では小品盆栽の展示会は開催されることはありませんでした。
今回の偉業は国風香川玉藻小品盆栽会の会長が松平家の御殿、玉藻公園の披雲閣で開催したいと願い数年前から計画しており、今年の初め頃から具体化して進めてきましたが、肝心の会場がおさえられず断念しかけていましたが高松盆栽の郷推進協議会の会長の強力により実現することが出来ました。
松平賴壽伯はきっと法然寺の墓中で喜んでいられるに違いありません。
