· 

黒松苗木の産地は変わりつつあるのか?

黒松苗木のいわゆる歳末商戦が始まりました。国内最大の鉢物市場である豊明花卉市場には全国の生産者から年末需要向け黒松苗木が続々と入荷しています。

 

不思議なことに黒松盆栽国内80%のシェアを誇る香川県からの入荷は全くありません。香川産かな?と思える品が他県の業者から出品されていますが、2~3うかがえますが入荷量はごくごくわずかです。

 

圧倒的に愛知県と静岡県の東海地区産が殆どです。そこに新潟県がやや多く、ついで福岡県、埼玉県、茨城県と続いています。

 

この豊明市場は毎週月曜日と木曜日の2回鉢物の競りが行われ、全国各地から荷物が集まり、そして全国各地の市場や販売店へ出荷されます。

 

弊社も香川県高松市に居ながらオンラインで競りに参加し、豊明市から定期巡回便のトラックで運んでもらっています。当然地元の鬼無町、国分寺町、綾南町でも黒松苗木は仕入れますが、豊明市場から仕入れる県外産の黒松苗の取扱量の方が多く、少なく見積もっても7割以上は県外産の黒松を仕入れています。

 

実生苗木は高松の花市場で仕入れますが、これは皮肉なことに全量徳島県産なのです。畑の黒松が世界的なBONSAIブームでどんどん急速に海外に出ている現状で、苗木を作らなくなった当地の黒松産地は移りつつある今が過渡期かもしれません。